これは、充電しないという意味ではなく、0.5Aの容量でゆっくりと充電する仕様のようです。一方、専用のACアダプタを用いれば、2Aの容量を使い高速に充電することができます。(といっても、仕様では224分ですが。)
過去のエントリ「バッテリ容量と充電容量」に2A対応のUSB ACアダプタを購入したものの[充電中]の表示にならなかったことを書きましたが、これは、他のスマートフォンでは既出の問題のようです。"うぃんでタルるblog"さんの「eneloopでXPERIA充電」というエントリで、USBケーブルの結線を改造することによる対応策が記述されていました。
結論から言うと、上記ブログに記載されているData端子のショートだけでは、Galaxy Tabでは充電モードにはなりませんでした。一方、さらに検索してみるとGNDとケースが接続されていることが充電条件であるという話もありました。
以下、D端子ショートとGND-ケース結線の記録です。まずは、Amazonでサンワサプライ 3DUSBアダプタ AD-3DUSBW9 (2個セット)を購入しました。(最近になって、1,500円以下でも送料が無料化されたので、安物でも気楽に単品で買えます。)
メガネ用のドライバがあれば、すぐに分解可能です。赤矢印で示した部分にスプリングが入っているので、飛び出してくることがあります(要注意)。
改造前の結線図と改造後の結線図を以下に示します。
(クリックで拡大)
補足ですが、配線の色と上記結線図は以下の関係になります。
- +5V DC :赤
- Data- :白
- Data+:緑
- GND:黒
- シールド(ケース):黄
Data端子のショートだけならば、より線でショートして絶縁テープで巻いておけば良いのですが、GNDをケース(シールド)へ接続する作業もあるので、久しぶりに半田ごてを取り出して、作業しました。
で、結果ですが、以下のように[充電中]を示すアイコンが表示されました。また、充電開始時のピピという音もでました。(非バイブ時)
ただし、何度か抜き差ししていると、以前のように充電していないモードになってしまうこともあり、純正品とはなにか違いがあるようです。
この件、さらに調べてみると、xda-developersのスレッドで以下のような情報がありました。
「サムスンの充電器を分解した人がドイツの掲示板で話していたのによると、2つのData線はどこにも継っていないわけではなくて、5V線と33kΩ抵抗で接続されていた。」
「実は、これは、電流容量の多いデバイス向けのUSB仕様である。充電器側が、マイクロプロセッサを使っていなくて、それなりの容量を提供できることを宣言する仕組みだ。」
ということで、33kΩ抵抗を購入する機会があれば、チャレンジしてみようかと思います。取り敢えずは、現状の接続構成で、充電時間の測定をしてみたいと思っています。(次回エントリに続く。)
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