2010/12/21

MarketEnablerによるSkypeのインストール

以前のエントリで、日本では、Android MarketからSkypeをインストールできないので、Marketでない場所に置いてあるバイナリをインストールする方法を紹介しました。しかし、この方法ですとSkype社公認のバイナリでないのでウィルスなどの不安を拭いきれませんし、アップデートにも対応できません。

そこで、今回は、3GキャリアのIDを偽装することによって、公認アプリケーションをインストールする方法を紹介します。

まず、前提条件としてrootになれる必要があるので、z4rootなどをインストールしておきます。(root化の詳細はこちらを御覧ください。)次に、Android Marketから、MarketEnablerを検索し、インストールしてください。

さて、最初に、MarketEnablerを使う前に、Android Marketでの"skype for android"の検索結果を以下に示します。

画面は、さらにスクロール可能ですが、Skypeは含まれていません。

では、手順を追っていきます。

(1) もし、最初にAndroid Marketを起動して、skypeを検索してしまった場合は、検索結果がキャッシュされてしまい、以下の操作後もキャッシュされた結果を表示してしまうことがあるので、一度、リブートしておいたほうが安全かもしれません。

(2) z4rootでrootになります。

(3) MarketEnablerを起動します。

画面上に、gsm.sim.operator.numeric 44010 とありますが、これが、docomoのキャリア・コードです。b-mobileはdocomoのMVOなので、44010と表示されます。ちなみに、Softbankは44020らしいです。

(4) まずは、上記画面の[Save current settings]ボタンを押しておき、この44010というIDをアプリケーションに記憶させます。万が一、この操作を忘れても44010という番号を別途入力して復帰することもできます。

(5) 次に、[Settings list]タブを表示します。

ここで、Skypeを配布しているキャリアを選択し、長押しします。日本と中国以外ならばどこでも良さそうですが、一番上の[us]T-Mobile (T-Mobile)にしてみます。そうすると、以下のダイアログが表示されますので、最初の[fake this provider now]を選択します。前者は、今の状態を変更し、後者はブート時の状態を変更します。

(6) 次に、Marketアプリケーションを起動して、"Skype for Android"で検索します。すると、一番最初にSkypeが現れました。あとは、選択して、インストールします。

(7) Skypeを起動し、設定の上、疎通確認をします。

(8) もう一度、MarketEnablerを起動し、最初の画面(Actualタブ)で[Restore]を押します。これで、44010に戻ればOKです。もし、最初の保存作業を忘れてしまった場合は、[Set custom]タブで44010をセットする方法もあります。


(2011/1/27追記:日本でも利用可能になっています。詳細はこちらへ。)

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